ANIMA MYSTICA BBS 過去LOG(2004年02月11日~2019年07月22日) - Part 75


□ 続き
□投稿者:AIN
□投稿日:2013/11/08(Fri) 11:36:38
□記事No. 860

同じく80年代からは、占いの方面でもタロットなどの解説書で、GD系伝統に関する知識の紹介を見かけるようになる。占いの方面では特に、アレクサンドリア木星王氏が大家として有名だが、氏の会社の魔女の家BOOKSでも、80年代後半から、魔術書の邦訳の出版が多く行われ始める。最初の頃はGD伝統とはあまり関係のない訳書が多かったが、ゲーティアの72の悪魔のシールがプリントされたカードを用いて占いをするプリシュラ・シュウイの「ソロモンの魔術」や、ハトの血のインクで書かれた(という)護符がセットになった「モーゼの聖なる魔術」などは、HP作者も通信販売で購入させていただいたものである。また、様々な占いグッズにGD系の洋書も一緒に載った、通信販売カタログも興味深く読んだりしていた。余談だが、この頃はHP作者もまだ若かったので、魔女の家BOOKSへ通信販売の申し込みをする時に、郵便局で宛先の名前を見られて、とても恥ずかしく思感じてしまった思い出もある。80年代後半からは、松田アフラ氏という方が主導になって、魔女の家BOOKSより、高等魔術・魔女術シリーズがはじまる事になる。これはアブラメリンやソロモン系などのグリモア系から、フラターUDの著作、ドゥケット氏の悪魔喚起体験談が載った「レメゲトン」など、GD系伝統的に重要な役割を占める書の邦訳が出版されたものだった。これに関しては、HP作者も出版される本を予約までして購入するほど、熱を入れていた。しかし、このシリーズは、出版予定として、バードンの「喚起魔術の実践」や、ザレウスキーの「GDエノク魔術」までも広告に載っていたのだが、それらは結局販売されることなく、シリーズが中止になってしまう。HP作者的には、とても残念な事だった。そして、この頃は、IOSもムーなどの雑誌に機関誌の「ホルスの槍」やその号外の広告を掲載。希望者に送付していた。HP作者も何冊か送付してもらい、日本における魔術結社の出版物という事で、わくわくしながら読んだことが記憶に残っている。また、国書刊行会からも、クロウリー著作集が刊行されるなど、この頃はいろいろと活発に出版活動が行われていた時期であった。

そして、92~93年のほぼ同時期、突然に国書刊行会、魔女の家BOOKS、トライアングル社の3つの会社からI・リガルディーの「黄金の夜明け」の邦訳が出版されることとなる。このような大部の、しかもニッチな分野の書籍が邦訳されるとはHP作者も思ってなかったので、驚愕したものである。国書刊行会はリガルディーの初期の2巻本、魔女の家BOOKSはペーパーバックの第5版、トライアングル社は「The Complete・・・」をその底本としていた。このうち、トライアングル版はムーに「完全版黄金の夜明け魔術体系」の邦訳を1000部限定で出版と広告掲載。それを見たHP作者は、すぐ申し込もうかとも思ったが、2万円という金額にしばらく悩んだ覚えがある(結局購入)。また、魔女の家のGD全書シリーズは原書から体裁が大幅に変更され、しかも二巻までで出版が取りやめになってしまった。国書刊行会は、リガルディーの「黄金の夜明け」以外にも、黄金の夜明け魔法大系シリーズとして「飛翔する巻物」などの重要書籍の邦訳を出版する事になる。書籍の出版方面では、GD系の書籍の出版はまだ続いていたが、しかし、1995年、某新興宗教の事件によって、実践的な神秘行を研究する者達は、危険との風潮が一般社会に広まったからか、しばらくは雑誌などではGD系の記事はあまり見かけなくなってしまう事になる。


□ 続き
□投稿者:AIN
□投稿日:2013/11/08(Fri) 11:47:39
□記事No. 861

日本の西洋神秘伝統小史2(当HPの歴史と絡めて)

ここからは日本の戦後のGD系伝統の歴史の、95年以降を紹介していこうと思う。前回は出版業界などを中心とした話をさせてもらったが、ここからはHP作者の個人的に経験した話や、当HPの歴史などが特に中心になるので、了承されたし。前回、95年で話を終えたが、この年にはPC業界でWindows95が発売という大きな転機があった。この頃から、一般社会に少しずつインターネットが普及してくることになったのだ。そして、96年、HP作者の住んでいた場所にも、ネットが開通する事となる。HP作者はこの頃はまだ自宅のPCはNECのPC-9821でWindows3.1を使っていたが、Trumpetなどのソフトを使ってネットに接続。MOSAICなどのブラウザを使ったり、GOPHERというものを使ってみたりして、夢中となったものであった。しかし、その頃は今と違ってネット上にはGD系に限らず、ほとんど神秘行系のHPも無い状態であった。海外のネットニュースで、GD系に関する情報を見つけたくらいである。その為、HP作者はここは一つ、自分でもHPを立ち上げてみるかと思いたち、作成したHPをネットで公開することになる。最初のHPは、「aleph’s room」という名前で、HNもalephという名称を使っていた(もちろん、某新興宗教とは無関係である)。HPの内容は、その開設時は心霊系の不思議な話と、MSXという昔のPCの情報を主に扱うHPであった。徐々に西洋神秘伝統系の知識も加味したりして、ぼちぼち更新を行っていたのである。そして、半年くらい後に、エデンタウンという無料掲示板をお借りしたのだが、そこで掲示板に書き込みしていただいた方との交流が楽しくなり、掲示板での交流やチャットにはまる事となる。当時は、NTTの電話回線を使用してインターネットに繋いでいたのだが、そのままでは電話代がとてもかさむ事になる。その為、同じくNTTが開始した、午後11時から午前8時まではネット接続の電話代が定額で使えるようになる、テレホーダイというサービスに加入。その頃は頻繁にチャットで夜遅くまで起きて、寝不足状態で仕事に行ったりしたものである。そんな中、日本のGD系研究業界の一つの目玉といえる書籍が、販売されることとなる。98年の秋端氏の「実践魔術講座」である。自分も予約して購入させてもらったが、届いて現物を見たときに、とても大きな書籍だったのにはびっくりしたものだ。そして、続いて同じ年に、日本のGD系研究業界の一大イベントとも言えるGDF111が、東京で開かれる事が告知される事となる。これを知ったHP作者としては、GD系は自分の特に興味を持っている分野でもある事だし、HP作者も及ばずながら後方支援的なものを行おうと思い立つ。そこで作られたのがIMNのページである。IMNのページは、GDFの後方支援という目的上、元々、最初のページの内容はGD団の歴史に関する紹介だけであった。その後、GDF実行委員会の人とメールのやり取りがあり、嬉しいことにGDFのパンフレットにも、IMNのページのURLを載せていただいた事は、よく覚えている。そして、GDFの開催日、HP作者も上京。都合で前夜祭には参加できなかったが、当日は、今まで本を通してしか知らなかった方達が、目の前に勢ぞろいしている事に興奮したものである。また、本会の後の打ち上げでは、ダースペーパーを頂いたり、IOSやISIS、SOLに在籍していた方とも話をさせていただいたり、その後は、近くのお店に移ってのお話も楽しませてもらい、とても良い思い出になった。

GDF111終了後、このイベントでの交流が楽しかったことに味を占めたHP作者は、せっかくだからとIMNの方針を転換。GD系の知識を中心とした紹介を行い、GD系に興味を持つ人との交流を広げようとしたHPへと展開していく事となる。その後、ふとしたきっかけで、GDF111で一度お話をさせていただいた、大阪の魔術師の方と京都のミステリーアートで再会。喫茶店の席で意気投合し、主に西日本を中心として、GD系から広く神秘行系の方一般ともコミュニケーションをとろうという、ネットワークの構築へと動いていく事になる。IMNのオフ活動は、HP作者の趣味である同人活動を活かし東京のコミケで神秘行系の同人誌を販売したり、大阪で小人数でお茶会などを開いたりするところから始まった。人数が増えるにつれ、新大阪の会議室を借りて勉強会を行う事がメインの活動となる。IOSの京都のオフ会が開かれたときには、開催地が近いと言うこともあり、メンバーも多数参加させていただき、秋端氏と直接お話もさせていただいたりもした。その後、IOSのHPにIMNの構成についての考察を取り上げて貰ったりしたのは印象に残る出来事であった。そんな中、HP作者的に、ちょっとしたハプニングが発生することとなる。某新興宗教団体が名前を当HNと同名に変えたため、こちらへの風評被害を防ぐため、元々やっていたHPの名前を「MYSTICAL PLACE」へと変更。HNもAINへと変更する事になったのだ。チベット密教などを主体としていた某団体がなぜ、ヘブライ文字のアレフに名前を変えたのかは、今でも謎である。そんなこんなで2001年。IMNの人数も増え、新世紀の幕開けという事もあって、かねてから案が出ていた本格的な四季の集団儀式を実施しようという話になる。今思い出すと、この四季の儀式でもいろいろあったものである。第一回目の儀式の開始早々、地震に見舞われたのは驚きの体験であった。また、秋分の儀式の際は、儀式メンバーが何人かIOSの秋分儀式の見学の方に行ってしまい、実施が危ぶまれたりもした。そんなこんなで、四季の儀式もどうにか一周を無事に終え、2004年くらいにIMNの活動も一段落する事になる。HP作者的にも思うところがあり、HPのMYSTICAL PLACEとIMNを統合し、ANIMA MYSTICAと名前を変更。しかし、この頃から、HP作者も自分自身の仕事や生活などの私事が忙しくなり、外向けの神秘行活動からは遠ざかる事となってしまう。

そして月日は過ぎ、現在、インターネット上では神秘伝統に関わる様々な素晴らしいHPが増えてきている。HP作者としては、以前から神秘行を統合的に実践学習を希望する学徒に、出来る限り助力をしたいという考えを抱いていた。そして、2013年。HP作者もある出来事を機に、このインタ-ネットという恵まれた環境を活用させて貰って、以前から自分が抱いてきた考えを実行しようという決意に至ったのだ。その一番の願いとしては「真剣」に、そして「楽しく」一緒に神秘行の研究をしていただける仲間を増やす事が実現できれば、との思いである。そして、この教育コースでも神秘伝統の歴史をいろいろと紹介してきたが、出来ればHP作者とともに、その神秘伝統の歴史に新たな一ページを刻んでくれるのが、統合神秘行の実践学習を志す「貴方」である事を、HP作者は望んでいるのだ。


□ No Title
□投稿者:AIN
□投稿日:2013/11/08(Fri) 11:51:43
□記事No. 862

そんな訳で、教育コース用に書いた「日本の西洋神秘伝統小史」のドラフト版を
公開してみました。実際の教育コースでお伝えするテキストの方では、もうちょっと
個人的な魔術の学習時にあった思い出や、HP運営に絡んでのいろいろな体験談
など、あまり一般には出せないような事も追加しておこうと思います♪。


□ 年末ですね
□投稿者:AIN
□投稿日:2013/12/26(Thu) 20:31:01
□記事No. 863

もうすぐ、2013年も終わりですね~。何か、今年もいろいろ
あったような気がしますが、とりあえず、元気にしているので、
まぁ、OKという事で♪(笑)。

そいえば、HPの方にも書きましたけど、また、オフ活動の方を
はじめようと思っています。皆で楽しく、いろいろと神秘行に
ついて話せるオフ会など出来れば、と思っていますので、
興味を持たれた方がいらっしゃれば、よろしければお願いします(^^)


□ 年末ですが、こんばんは
□投稿者:シャドゥ
□投稿日:2013/12/29(Sun) 19:00:39
□記事No. 864

こんばんは。
通りすがりのシャドゥと申します。

年末なのでヒマつぶしにネット徘徊していて、ここにたどりつきました。
読んでて、ちょっと気になる箇所があったので、報告しておきますね。

ttp://anima-mystica.jpn.org/course/00-009a.html

> キリスト教が313年、ミラノ勅令によりローマの国教になった時である。

ミラノ勅令は、キリスト教の国教化ではなくて、キリスト教を含む宗教全般の容認、
つまりキリスト教に対しては迫害行為の禁止であって、ローマ帝国の国教化については、
380年の法律制定により決まったはずですよ。

あ、そういえば、こちらで近いうちにオフ会を企画されているそうですが、
もし魔術実践者限定でないのであれば、よろしければ混ぜてください。 (^_^)/


□ Re[864]:年末ですが、こんばんは
□投稿者:AIN
□投稿日:2013/12/30(Mon) 03:09:24
□記事No. 865

>つまりキリスト教に対しては迫害行為の禁止であって、ローマ帝国の国教化については、
>380年の法律制定により決まったはずですよ。

おっと、これはうっかりしてました(^^;。
今度、直しておきますね。ご指摘ありがとうございましたm(_ _)m。

>あ、そういえば、こちらで近いうちにオフ会を企画されているそうですが、
>もし魔術実践者限定でないのであれば、よろしければ混ぜてください。 (^_^)/

魔術実践者限定という事は無いのですが、オフ会で知らない人たちが、
いっぺんに集まった場合、それぞれの方向性の違いとかから、不要な
揉め事などが起こるのを避けるために、基本的にオフ会参加される方は
事前にオフ会活動の会員への登録をお願いしています。
その辺はこちらをご覧ください→ttp://anima-mystica.jpn.org/recruit.html

でも、オフ会に集まる人の大半が知ってる人でしたら、オフ会でもし、
何かあってもいろいろと対応できると思いますので、オフ会の時に要望が
あれば、ゲスト枠などを設けてみるのも一つの方法として面白いでしょうね。

その辺は柔軟に対応をしたいと思います(^^)


□ 新年ですが
□投稿者:太極真人
□投稿日:2013/12/31(Tue) 23:55:46
□記事No. 866

まいどです。
もうすぐ新年ですが、喪中のため、ご挨拶は控えますね。
ところで、オフ関係のページが文字化けでみれないです…


□ 謹賀新年
□投稿者:AIN
□投稿日:2014/01/01(Wed) 02:25:07
□記事No. 867

皆様、あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いしますね(^^)。

そして、例のごとく、今年も年末年始はお仕事です。
貧乏ひま無し~(涙)


□ Re[866]:新年ですが
□投稿者:AIN
□投稿日:2014/01/01(Wed) 02:33:08
□記事No. 868

太極さん
>ところで、オフ関係のページが文字化けでみれないです…
あはは・・・(^^;。文字コードを間違えて保存してたみたいですね。
報告ありがとうございます。さきほど、シャドウさんに教えてもらった
箇所と合わせて、直しておきました。今度は見れると思います・・・たぶん。

ちなみに、前のIMN内部会員の方で、会員継続を希望して下さる方は、
簡単にメールでその旨を連絡してもらうか、この掲示板で会員継続の旨を
書き込みして頂くだけでOKですよ。


□ 了解しました。
□投稿者:太極真人
□投稿日:2014/01/02(Thu) 23:35:35
□記事No. 869

AINさん江>
ページ、見れました!
有り難うございます。
また、後ほど、メールします。
よろしくお願いいたします。

太極真人


□ Re[869]:了解しました。
□投稿者:AIN
□投稿日:2014/01/04(Sat) 05:47:13
□記事No. 870

太極さん
< メール確認しました~(^^)。
  もちろん、入会OKですよ。最近、仕事のシフトの関係で、
  生活が夜型になってるもんで、携帯へ深夜にメール飛ばすのも
  気がひけるんで、こちらで返信失礼します。

  また、オフ会する時は詳細などお伝えしますんで、
  よろしかったら、来てやって下さい♪


□ トークショウ
□投稿者:AIN
□投稿日:2014/01/04(Sat) 06:02:07
□記事No. 871

twitterにも書いたけど、3日はかみさんと一緒に高松イオンで
開かれた、鏡さんのトークショウを見に行ってきました(^^)。

久しぶりに、なまの鏡さんを拝ませてもらいました。
いや~、正月から有難い事です(笑)。



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