【2020.04.07】キャンセラリウス・ワンド３DＣＧ完成アップと魔術道具の自作についての小論考

キャンセラリウス・ワンドの３DCGのデータが出来たのでアップです。「キャンセラリス」は、「高官」を意味し、５＝６アデプタス・マイナーに照応します。

魔術道具というと、たまにネットで「魔術道具は自作するべきか」という質問を見かけます。もし、自分がこの質問をされたら、基本的には「好きなようにすればいい」と答えます。一口に「魔術」といっても、その中にはいろんな考え方の個人や流派がありますから。ただ、魔術の中でも特にGD系の学習を目指す方に限れば、基本的には魔術道具は出来るところまで自作するべきでしょう。

元々GDは魔術に対する姿勢や考え方に、エリファス・レヴィの影響をかなり受けているのですが、そのレヴィは著書で、魔術師が魔術に使う剣を作る場合は、鉄鉱石から作れとまで書いたりしています。レヴィがそういう事を提唱している根底には「魔術師はすべての自然法則の学問に通じた『万学博士』であれ」という考え方があります。魔術師は自分の意志の下に、あらゆる自然法則を制御するため、その自然が生み出した様々なものを自分の目的のために変化させる術に、通じていないといけないとレヴィは考えていたのです。

まあ、現代的に考えて、さすがに鉄鉱石からは無理としても（笑）、できる限り、GD系では自分が使う道具は、その素材から自分で作るのが望ましいとされる訳ですね。