ボレアイン館リフォーム記事です。
ボレアイン館の北西には下の写真の井戸があるのですが、この井戸。自分がボレアイン館を購入するかなり前から使われていなかった模様です。
もちろん、気になって何回か井戸を覗き込んでみたことはあるのですが、下の写真のように水は濁っており、とても使う気になるものではない。あと、実際に水が湧いてるのかもわからない。もしかすると、井戸は枯れてて今ある水は雨が溜まっただけのものかもしれない。そして、前の人が使ってたであろう井戸ポンプは、電源を入れても全然動かないので、井戸にたまってる水がどんな水なのかも確認できない。
その不気味さに、ボレアイン館購入当時は「もしかすると、井戸の底には人間の骨とか沈んでたりしてね」とかいう洒落にならないギャグを、かみさんにとばしたりもしてました(苦笑)。
一度、とりあえず井戸の周りから掃除しようかと掃除してたら、井戸横の土の中に何か埋まっている。掘り出してみると、水神さんらしきものの祠が出てくる始末(なんて罰当たりな(苦笑))。ちなみに祠は、その後、綺麗にさせていただきました。
で、しばらくの間、この井戸は放置されてたわけですが、ある程度年月がたってボレアイン館の周りの自然の状況が一年を通してどんな感じになるのかがわかってくると、将来の使用計画を具体的に考えるようになりだします。
で、ボレアイン館の周りには、将来は色々な有用植物を植えたいな~と自分的に夢を膨らませたわけです(誰ですか?。有用ってマンドラゴラやダチュラ、うば玉サボテンとか植えるんだろう?って言ってる人は?(笑))
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そうなると、井戸が使えるのなら、その水をうまいこと使って自動散水システムを作りたいなと計画。以上の事から、2018年になって、そろそろ真面目に井戸を使おうと思いだしました。
そのためには、まずは一度、井戸の水を完全に吸い上げて井戸の中を綺麗にしたり、井戸が本当に水が湧いてるのか確認することが必要です。
普通なら井戸を綺麗にするのなら、井戸用のポンプを買って水を一度全部出してしまえばいいのでしょうけど、今回は、この井戸、かなり使ってないので底に何が沈んでるかわからない。まさか、本当に人骨があるとは思わないけど、小さい石や虫。下手すると小動物の骨くらいは沈んでるかもしれない。
普通の井戸用ポンプだと、吸い上げる口がだいたい2cmまでくらいなものが多い。普通に吸い上げる分にはそれでもいいけど、大掃除に使うとなると、ある程度の大きさのゴミくらいは吸い上げるくらいの威力のポンプがほしい。
そこで購入したのが下の大口径エンジンポンプです!。
吸い上げ口径が50mm。これくらいあれば、小石や小さな動物の骨くらいは吸い上げてくれるでしょう!(人間の骸骨があったら、それはあきらめましょう(笑))。
ただ、この大口径ポンプ。ポンプを買ったのでホースも買おうとしたら、排水側のホースは安く買えるけど、給水側(吸い上げる方)のホースが意外と値段がはるんですね。ポンプって吸い上げる方は負圧になるので、丈夫な特殊なホースが必要みたいです。ちなみに下の写真の、左側の青いホースが排水側。右の蛇腹になってるのが吸い上げる方です。
この井戸は測ってみたら水深が4メートルほど。ポンプから井戸へ突っ込む分の1メートルも含めると吸い込み側のホースは5メートル分必要なんですけど、普通に買うとそれが1万円くらいもする。そこで、とりあえず給水側のパイプは1メートルぶんくらい買って、それを余ってた水道パイプに繋いで使おうと考えました。金欠はアイデアで勝負!。
下が、そのレッツチャレンジな工作してみた写真です(笑)。
とりあえず、ポンプから井戸に突っ込むまでの1mの長さのパイプだけはちゃんとしたパイプを購入。その先は水道管の長いのを接続して、それで吸い上げようという計画です。
一応、給水用パイプの自作もできたし、実際に井戸にパイプをつっこんでエンジンポンプを始動してみました!。しかーし!、ポンプは動いてるけど、幾らやっても途中までしか井戸水を吸い上げてくれません!(苦笑)
色々と調べてみたら、やはり、水道パイプに単純に繋いだりしたものでは、途中で空気が入ったりするみたいで、ダメっぽそうですね。
で、仕方無しに諦めて、ちゃんとした吸い上げホースを必要メーター分購入しました。アイデアが敗北。お金が飛んでってしまいました。。。(涙)。まぁ、下が購入した給水用ホースです。
それでは、これをエンジンポンプに繋いでリベンジです。しかし、これでも意外と手強い。やはり、大口径エンジンポンプは色々難しいみたいですね。ポンプの給水側を締め直したりして、かなり試行錯誤したんですが、途中からようやっと、しっかり井戸水を汲み上げてくれだしました。
ガンガン井戸の水が減っていってます。
なんとか底まで水を吸い出しました!。
とりあえず、井戸全排水ミッション完了!です(笑)。このあとは井戸の中の壁を水道に繋いだシャワーホースで、一応洗い流して綺麗にしておきました。
で、まとめとして、わかったのは意外と井戸の底には特に目立ったゴミはありませんでした(一安心)。もちろん(残念ながら?)骸骨もありませんでした(笑)。
あと、上の写真ではわかりにくいですけど、この井戸って、底にすのこみたいなものが敷かれているんですね。水の通りをよくするためかな。そして、水もちゃんと湧いてきている事が判明しました。全部、水を吸い出しても半日もすれば水位は元通りになってたのです。
反省点としては、大口径エンジンポンプはパワフルだけど、素人には扱いが難しいという事。最初に通常の井戸汲み上げ用ポンプを買って、それで底まで水を抜く。その上で、もし何かゴミがあったら、そこから大口径ポンプを考えたほうが良いということを後で考えたりしました(苦笑)。
何はともあれ、とりあえず、これで井戸の水抜きは完了したので、井戸使用計画の次の段階に移るのでした。
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