前の記事の続きです。
アクチュエータを埋め込むために、ジムニーのドアの内張りを外しにかかります。ちなみにJA22のドアの内張りは下の写真のような感じ。
自分も今まで車は20何年か乗ってきましたけど、ドアの内張りを剥がすのなんてはじめてです。ぶっ壊れたりしないだろうな?とヒヤヒヤしながら作業しました(笑)
まずは、ドアロックのノッチを外します。これは、ノッチを反時計回りに回して取るだけなので簡単ですね。
上のノッチを取ると、こんな感じになります。
次に窓ガラスを上下させる手動ハンドルを取ります。そう、JA22はキーレスもついてないどころか、窓ガラスの開け締めもハンドルをぐるぐる回す方式なのです。最近は、ボタン一つで窓ガラスの開け締めできる車ばかりなので、このハンドルぐるぐるを知らない方も多いでしょうね。
ちなみに、このドアハンドルを取るのが結構手強い。当方が作業した際は、ハンドルを手前に引っ張ると隙間ができて、そこからCリングが見えるので、それをマイナスのドライバーと手近にあったアングルで引っかかってる場所を押しながら、ハンドルを少し回しますと取れました。ハンドルが取れるときにCリングが飛んでいってしまう場合もありますので、要注意。
下の写真はドアハンドルを取ったところです。
下の写真がドアハンドルと、それを上のネジ部にひっかけるCリング。
次にドアを開けるハンドルとドアポケットの2箇所、そしてドアヒンジベルトのビスも取り外します。この辺はただのビス止めなので簡単簡単。
上の2箇所のビスを外してドアハンドルとドアポケットのカバーを外したのが下の写真。
次に下の写真にある、ドアが開きすぎないようにドアとボディを止めているヒンジ。これも、ネジを外します。
そして、いよいよドアの内張りをはがしにかかります。内張りとドア本体はピンで止まっているので、ピンのある箇所の近くに、内張り剥がしの工具を隙間に差し込んで手前にひっぱります。パキッと音がしたら、次の箇所に移ります。それを繰り返してだいたい取れたら、あとは手で内張りをはがすという工程です。内張り剥がしの工具を下のような感じで、内張りとドア本体の隙間に差し込んでひっぱります。
ピンで止まっているところを外してしまったら、後は手で内張りを剥がします。
下は取り外したドア内張を内側から見た状態。もし、JA22のドア内張をはがす必要が出來た方は、下の写真からピンの位置を確認してください。
こちらは、内張りを剥がしたドア本体の方ですね。浸水対策用と思われるビニールがはってあって、さらにポケットの金具があります。
ポケットの金具も取ってしまいます。これもビス止めなので簡単に取れます。下の写真は取っ払った金具類をまとめてみました。
後々の作業の邪魔なので、ビニールもいったんはがしますが、最終的に戻しますので破らないように注意。接着剤でついていますが、はがしても、また、ひっつけ直すことは可能です。
下はビニールを剥がしてしまった後。
そして、このドアの右上の穴の中にアクチュエータをつけていく事になります。(一応、セキュリティのため、鍵近くは黒塗りにしています)
では、今回の記事はここまでです。ちなみに、実施の作業も試行錯誤しながらだったので、結構、日数かかったんですよ。