今回は2017/06くらいから、JA22(ジムニー)にキーレスユニットをつける作業を行ったときの記録です。
96年製のうちのJA22。この当時には確か市場で販売されている一般的な車にも、もうドアのキーレス(離れたところから、車の鍵についているボタンひとつでドアの開け締めができるやつね)が普及していたと思うんですが、JA22には、そんな便利な装備はついてないんです。
たぶん、ジムニーの基本方針として「質実剛健」があるので、キーレスなどという贅沢な装備はつけてません、という言い訳なんでしょう(しかし、JA22のちょっと後に出たJBシリーズからは、ちゃんとついてる(苦笑))。
でも、かみさんとJA22で出かけたときにコンビニ寄る度に、かみさんが車から出た後に運転手席から手を伸ばして助手席側のドアの鍵を閉めるのは、かなり面倒くさい。そこで良い方法は無いもんかと調べてたら、JA22に後付けでドアをキーレス化できるユニットが4000円くらいと、お手頃な値段で売ってるのを発見。しかも、ネットを見てたら結構、JA22のキーレス化をしてる方もいらっしゃるみたいです。これは、自分もやってみるしかない!とキーレス化を決意したのでした。
まずは、キーレスユニットをネットで購入。これが無きゃ話がはじまりません(笑)。ちなみに、このキーレスユニット。内容物としては、キーレスシステムをコントロールするユニット。実際にドアの内側につけて鍵を開け締めする、アクチュエータと呼ばれるユニットが4つ。サイレンを鳴らすスピーカ。そして、リモコンになります。
最近の車は標準でキーレス化されているので、実際はどういう原理でキーレスが動いてるか知らない方もいると思いますので、ここで少し説明しておきます。もちろん車によっても違うと思いますが、これからつけようとするキーレスユニットがドアを開け締めする原理は、まずは、1つ下の写真のアクチュエータと呼ばれる銃みたいな形をしたものの先を、2つ下の写真のようにJA22のドアの中にある鍵のワイヤーにつなげます。
そして、下の写真のキーレスコントローラを車内に設置してアクチュエータから伸ばしてきたケーブル及び12V電源と接続すると一応、組み立て完了。
最終的に、下の写真のリモコンのボタンを押すと、キーレスコントローラが信号を受けて、12Vを出力。それを受けたアクチュエータが先の方のゴムでカバーされてるところを伸ばしたり縮めたりして、JA22のドアの鍵が連動して開いたり締まったりするという仕掛けです。
そして、今回もユニットをつけるのは(カーショップに頼むお金がないので)自分でやってみるのでした。
では、作業の最初はまず、キーレスユニット用の12Vの常時電源を車内へ用意するところからはじまります。キーレスユニット用の電源は、車の運転手席の下側にあるヒューズボックスから常時電源12Vをとっても良かったんですけど、電流容量が不安だったので、今回はエンジンルームのバッテリーから直で、専用回線を作って車内に引き込むことにしました。下記は、この作業用にアマゾンとホムセンで買い揃えた電装部材類(笑)。
車用の2スケの電線とコルゲートチューブを使って、下の写真のような感じでキーレスユニットにつなげる電源ケーブルを作ります。
次に車のボンネットを開けて、実際の車での作業に取り掛かります。最初にバッテリーのマイナス側端子を外しておきます(重要)。
バッテリのプラス側に繋ぐ端子に下の写真の電源分岐用のターミナルをつけます。
さきほどの電源用ケーブルの片側に丸型端子をつけて、上のターミナルに固定します。
こんな感じになります。
電源ケーブルの反対側はエンジンルームの下の箇所から車内側へ引き込みます。
車内側へ引き込んだケーブルが、ちょっと長かったので、現在の段階では適当にまとめておきます。
ちなみにキーレスユニットに元からついてる電線ケーブルはこんなにあります(笑)。後ろのドアのロックまで伸ばすためでしょうね。ただ、今回、自分としては運転手席と助手席のドアのキーレスだけできれば良いと考えているので、下のケーブルはほとんど使いませんでした。
それから、アース線を取る位置を決めます。いろいろやり方はあるみたいですけど、自分の場合は、下の写真の様に運転手席の足元のスピーカーカバーを外して、既にボディにアース線を繋げてるナットを出して、そこに今回のキーレスユニットのアース線を繋げました。ちなみに、スピーカカバーを外す時に力任せにやったらピンが壊れてスピーカカバーを戻せなくなりました(爆)。まぁ、今度、スピーカを交換しようかと思ってるので、そのままにしておきます。。。
これで一応、キーレスユニット用の電源の用意はできたので、次からはドアの中にアクチュエータをつける段階へと移ります。次の記事へと続きます。