仙道修行記-気の感覚の強化

この章では、気の感覚の強化の体験を記していきましょう。私の場合、気の感覚の強化を行うのには、次の方法を使いました。

揉球

まずは「揉球(じゅうきゅう)」という方法。これを行う際には、前と同じように手をこすり熱感を出し、その後、熱感が少し冷えて気の感覚が強くなってから、手をボールの表面をなでているように動かします。すると、本では手の表面にボールをなでているような、ツルッとした感じが出ると書いてあります。

そして、この揉球の方法で手を動かしていると、やがて手の間のボールが有るとみたてているところに、薄い水飴みたいな「とろっとした感じ」を得ることが出来るとも書いているのですが、確かにそれらと似たような感覚を自分も得ることが出来たのです。

この感じを得た時は、私の感じている気も、錯覚やただの勘違いではないんだな〜と、改めて確信できたのです。ちなみに参考までに、さらに揉球の修行が進むと、手の間にかなり濃い水飴みたいな、ねばっとした感覚を感じるようになります。

捏球

次に気の感覚の強化の方法で用いたのは「捏球(ねっきゅう)」です。これは、手をゴム球を揉むかのような形で動かす方法です。これも手を、本に載っている通りに動かしていると、やがて手の気感が少しずつ手の全体に広がり濃くなってきます。そして、そのうちに、手に少し電気が通っているかのような痺れ、通電感を感じるようになってきたのでした。

気の感覚を強めていったときの経験

私は、手の気の感覚の強化には、上の2つの方法を主体に行いました。その中でも特に上記の捏球は、自分はこの頃はまだ高校生だった事を活かして、授業中でも机の下で隠れて頻繁に練習してたので、気の感覚の強化には特に役に立ったように思います。

そして、他にもいろんな方法を併用したりして、しばらく気の感覚強化の修行をやっていると、やがて手に少しずつ、痺れや、静電気のピリッとした感じ、手に水飴みたいな空気が固まっているような感じを強く頻繁に感じるようになってきたのです。

気の感覚が、よく解るようになってきたので、次はいろんなものの気を感じる修行に移って行くことにします。


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