W・B・イェイツ
イェイツと西洋神秘伝統
William Butler Yeats(以下、ウェイツ)は、1865年、アイルランドに生まれる。彼は1923年、ノーベル文学賞を受賞するほどの詩人であったが、西欧の秘教伝統の学徒としては5=6を一応修めているものの、そう大した足跡は残していない。基本的には彼は実践的な学徒では無く、西洋神秘伝統に魅せられた詩人であった。
彼はまた、自分の魔法名をDaemon Est Deus Inversus(悪魔は神の裏返しなり)とし、悪魔主義者と見られる事もよくあるが、実際は自らの故郷に古くから住む神々や精霊達を好み、それがキリスト教に悪魔として貶められたのに反発していたのだとも考えられている。
イェイツのGD団参入からの略歴
1890年、25歳の時にGD団に参入。
1893年、セカンド・オーダーに昇格。
1898年、死せるケルトの神々の復活のため、メイザースの元を訪れて「神々蘇生法」の研究をしている。
1900年、メイザースを追放して、団の首領になる。
1901年、団の争いに負けて、平団員に逆戻り。
1914年、父親がクロウリーと会見。
1923年、自叙伝を発表するとともに、西欧神秘伝統の研究から足を洗う。同年、ノーベル文学賞、受賞。
1939年、死去。
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