アイク・ベケル<西洋神秘伝統、GD系伝統魔術用語集>

(Aiq Bkr or Aiq Beker)


文字カバラから来た技法。「九部屋のカバラ」とも呼ばれ、その技法の元となる図形は、上図のように9つに分けた部屋(部位)に右上から左へ、下に移って左から右へ、一番左下まで行ったら右上へ戻ってヘブライ文字を1つずつ順にあてはめていって出来あがる。22文字終わった後は末尾形の文字が使用される。この技法の名前の由来は上図の右上からのヘブライ文字の6文字(AIQ BKR)から来る。

GD系魔術では、護符に描くシジルを作成するために使用する技法である事が多い。英文字を数値に変換し、該当する部屋に当てはめシジルの線形を導き出すのだ。

アグリッパの「オカルト哲学」第3の書の30章でも、この技法について触れられている。


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