高藤聡一郎氏の仙道書籍

ここでは、仙道の書籍の中でも高藤聡一郎という人の書いた書籍の紹介をしていきます。高藤氏という人物は、現在、仙道という実践法を語る場合、その影響力にとても大きいものがあります。

それまでは、とても曖昧模糊としており、しかも宗教色が強かったため、あまり知られることの無かった中国古来から伝わる仙道という実践法が、この方の出版した書籍によって、とても理解しやすく体系立てられて説明されたからです。

ただ、この方の書籍は大陸書房で出していた本は比較的平易に書かれていたのですが、学研で出した本は、かなり超能力的なアヤしげな方向に煽るように書かれているため、その点には注意が必要です。

(学研の以前の超能力開発の本は、全体的にそういう煽る傾向があると有名でした。商業出版なので、そういう派手さで読者をひきつけようとするのは仕方ないところがあるのかも知れませんが)。

特に、こういったオカルト的なものに興味を持つ人達は、そういったアヤしげなものを好む傾向を持ち、はまり込んで変なものに引っかかったりして大金を取られたり、変な宗教にハマって人生までだいなしにしてしまう事があるので、その点はよく注意してください。

仙道というものは、元々、この世界を自由に楽しく生きるためのものなのですから、そんなので人生を無駄にしてしまっては、元も子もありません。


大陸書房の本

仙人入門

定価   ¥980
大陸書房から出版された高藤氏の最初の仙道書。高藤氏の仙道との出会いから始まり、「仙道」の紹介、謎の力「気」の解説、仙人の体を作るための食物や運動、天丹法、そして仙人のための精神作りへと内容はすすみます。

仙人になる法

定価   ¥980
仙人入門で書ききれなかった、「気」を感じたり回す事について、具体的に詳しく書かれた書。気を感じる事から始まり、仙道の生理学、精の強め方とそのコントロール、仙道を修行するにあたっての環境の事、呼吸法、そして小周天の詳細な解説等が書かれています。

仙人不老不死学

定価   ¥980
仙道の目的の一つである「不老不死」について、科学的な観点なども用いて、詳細に研究した書。世界の長寿者達や、不老不死の仙人たちの紹介から始まり、科学的に見て人間はどのくらいまで生きられるかの研究、人間を生かしている気、物質の根元のエネルギーの研究、そして大周天・陽神・宇宙エネルギーとの一体化までを書いています。

仙人瞑想法

定価   ¥1200

前三書で書ききれなかった性功の詳細な面を、「仙人瞑想法」と銘打って解説した書。本格的瞑想法の紹介から始まり、表層瞑想を誰にでも出来るように解説、生体エネルギーとそれを感じる人間の超感覚、クンダリニーを取り入れたエネルギー開発、瞑想に絡む脳や神経系を科学的な観点から解説、それらを元に深層瞑想法を紹介し、仙道の奥深い段階を示します。

この本の最後には初心者向き瞑想法の応用として、不眠症の解消、疲労を瞑想で消す、病気を手のひらで探す、瞑想法の応用で頭をよくする法、人の心をのぞく法、オカルト(幽霊)との接触法なども書かれてあります。

タオ健身法

定価   ¥1200
仙道の根本は健身にあり、という事で、この書は簡単な漢方薬の方剤から、導引、呼吸法、気功法など、様々な健康法の紹介をしています。内容は、中国の風土と健康法から、経絡と気の実感、気を使いこなし病気を治す法、そして詳細に体の各部位の異常の治療法について書かれています。

現代中国の仙人

定価   ¥1250
中国などでの、仙道に関わる様々な話の紹介をする書。中国の現代化した科学気功法から、気を中心にした拳法の話、出身と幽体離脱の術、中国の黒魔術=符呪に関わる人達の話、様々な怪奇現象、風水、気象制御へと話は進みます。最後には、仙道を学ぶ人のための推薦書籍があげられています。

仙道「気」の成功術

定価   ¥740

日々、仕事に追われて仙道修行が出来ないというビジネスマンでも、仙道を修行する事が出来るようにと書かれた書。超人ビジネスマンへ変身する事を目標に、24時間をそのまま仙道修行にしてしまおうとか、寝床でやる気功法、ワープロ気功術、電車の中での下腹強化トレーニング、おトイレ気功、歩く気功法など、様々なアイデアを詰め込み、忙しい日常でも仙道の修行が出来るようにと書かれています。

また、気の感覚化を使い、他人の精神状態を読んだり、ヒステリーOLや嫌な上司の邪気を撃退する法なんてのもあります。既成観念にとらわれず、様々な修行法を自由自在に作り出すためのノウハウが得られる一書。

驚異の仙道気功  気の健康法(ビデオブックス)

監修   高藤聡一郎
定価   ¥2500(VHS)
気功のやり方等をビデオで分かりやすく解説したもの。仙道気功とは何か、の解説から始まり、科学的に気の実在を実験している様、気の感覚化法、1日わずかな時間で出来る気功の紹介や、肩こりを治すための気功法まで紹介しています。

学研の本

秘法!超能力仙道入門

仙道の全般的な紹介とその修行入門のための書。第1章では伝説に伝わる仙人達の話や現在の仙道の姿を紹介。第2章では仙道の修行法を様々な分野に渡って紹介。第3章では仙道の一番根本となる「気」の解説から、その気を感じ制御していくための修行。

第4章では仙道の小周天と呼ばれる修行を細かく解説してあります。第5章から第6章にかけては小周天のさらに上の段階の修行についてを概略的に解説。

仙道の知識や実際に修行を始めるに当たっては、良き入門書となる書。ただ、小周天まではとても丁寧に修行法が書かれてありますが、それから上の修行、特に大周天の修行においては必要不可欠になる意識面の修行法がわりとあっさり書かれているので、その辺はよく考えて修行してください。

また、この本には大周天まで行くと六具神通等の超能力が勝手に身につきはじめるといったような、凄い煽り文句的な感じの事が書かれてあったりしますが、これもただ気を強くして衡脈を通し梵を開くだけでは駄目で、性功の修行(=意識修行)もきちんとしないと身につかないでしょう。

もちろん、性功をきちんとしたからといって物理法則を無視したような能力は、基本的に身につかないと思ってください。

この辺は常識をよく踏まえた上で、この本を読むようにしてください。私も一応梵を開く(詳しくは本書を参照)と言われる現象までは確認しました。しかしそれでもやはり、残念ながら凄い超能力などは全然持てていません。ただ、確かに気を強め衡脈を通し梵を開いてからは、私もそれまでは感じられなかったような意識の広がりと特殊な状態を感じるようにはなっています。

このサイトの別の場所でも書いていますが、仙道修行も大周天まで至ると、扱う気の量もそれまでとは格段に違う事となり、また意識と肉体が密接に関わってくる事となるので、もし読者も仙道修行を目指されるのでしたら、それまでに意識の歪みや偏りを出来るだけ修正し、深い意識を認識制御できるようになっておかないと、心身に手痛いダメージを受ける事となるので注意してください。

私もこの辺りでは苦い経験があるので、これを読まれている読者にも老婆心ながら申し上げておきます。

あなたを変える夢見術入門

筆者   山梨賢一/高藤聡一郎 共著
定価   ¥720

この書は山梨氏が前半の第2章までを、以後の章を高藤氏が執筆しています。まず前半は夢にまつわる様々な話。夢には不思議な力があるといいます。

その夢によって体験された予知夢や透視などの話を第1章は紹介。第2章では心理学的・科学的な見地からの夢の考察。後半の第3章からは高藤氏によって、その夢を能動的に見る方法を様々な神秘行を参考にしながら書かれています。

その方法を簡単に言いますと、人は夢を見るときは基本的に「自分は夢を見ている」という自覚を持たないものです。しかし、本来、人はそうあろうと願えば夢の中に於いても「自分は今、夢を見ている」という自覚を持つ事が出来ます。その原理を応用して夢を自分の望むように作り上げていくのです。

特にこの本では高藤氏が仙道をやっていて自ら体験した夢見が詳しく書かれていまして、仙道的な面からの夢見を修行して行こうとする人にはとても参考になる本です。

私も夢見の修行は長年続けていまして、様々な体験も経験してきました。この本に書かれて在る飛行夢もよくありました。しかし何回も行なった飛行夢でも、私の場合はその時の体調の違いにより、かなり内容に違いがある事が多かったものです。

体力が溢れているときに見る飛行夢は夢の中の全ての風景が輝きに満ち、夢の風景でも日常においてオーラ視で見る光がより強く見えました。また空間に対しての認識力がとても強まっており夢の世界の果てまでの様相が意識に直接流れ込んだりもしてきたのです。

この夢は、ただその世界にいるだけでワクワクしてくるものでした。高い樹のてっぺんに座り、そこから世界を見渡し、それから空中を勢いよく飛び回り、また海の中まで潜ったりしてその飛行を楽しんだのです。そこにおいては、全てが自由に満ちている感じでした。

反対に体力が落ちているときに見る夢は、飛行夢でも夢の中の雰囲気は暗く陰鬱な感じが多く、大きな穴を落ちていったりなどなかなか制御が効かない事もありました。

また、夢の中で霊的人物を作り出し、術によってその人物とある神を流れとして結び付け、その霊的人物から修行の細かい事柄やポイントを教わる修行なども行なってきました。この体験は私の修行にとっても大きな進歩の源となる出来事でした。

この世界には様々な「神」と呼ばれるエネルギー体や、それに近しいエネルギー体が住まわれており、その中には術者とえにしを持ち、術者を意識的により進んだ段階へと導こうと考えてくれているものもいるのです。

これらの様に、本気で神秘行を行なおうと考えるものにとっては、「夢」という場所はとても有用な空間なのです。読者も是非、夢についてもっと認識を深めていってください。

驚異の超人気功法

定価   ¥720

仙道の修行の中でも特に外功に焦点をあてて詳しく解説した書。様々な練気の方法が写真入りで詳しく解説されています。この本に解説されている気功はオーソドックスなものが多くなっていますが、最近では、他の流派でも様々な気功が紹介されていますので、興味のある方はそれらも参考にされても良いでしょう。

神秘行という、不思議な意識というものの存在を扱う修行法では気功などの外功の修行法は、内功に比べると軽視されがちですが、神秘行とは、その重要な目的の一つに「自分自身を知る」事が挙げられます。

よく、精神世界に興味を持つ方には、卑俗とされる物質から成り立っているからと、人間の身体を軽視する傾向が見うけられますが、本来、人間の身体それ自身も人間が、この世界に存在しようとする意識の大切な「現れの形」なのです。

それゆえに外功やヨガの様々なポーズ、また武術(特に指先一つまで意識を集中するなどの繊細な動きを必要とするもの)をするなどして、自分自身の身体というものへの認識を深める事は、とても大切なことになります。

秘術!超能力気功法奥義

定価   上同
上記の気功法の書籍のさらに上の段階の気というものの扱い方を解説する書。

奇跡のスーパービジョン

丹光の扱い方、オーラの制御法などの解説。

奇跡の華僑金儲け術

定価   ¥850
仙道思想を活かしている華僑の生活と、その実践法を紹介。

仙道帝財術入門

定価   ¥770
筆者の体験も交えて、仙道と金気の制御法の深い関係を解説する。

仙道魔術 遁甲の法

定価   ¥850
筆者が作った、遁甲盤という図形を元にした様々な魔術的技法の紹介。

仙道練金術 房中の法

定価   ¥850
仙道シリーズの一書だが、実質的には錬金術とユング心理学の本。

仙道符呪気功法

定価   ¥880
気功を符呪的図形に沿って行うことにより、効果を高める方法を記した書。

仙道風水術 尋竜の法

定価   ¥870
風水の一般的紹介。

仙道未来予知 察気の法

定価   ¥850
仙道をやっていく上で理解できるようになる「気」というものの感覚を活かし、未来を何となく知ることが出来るようになる方法の紹介。

その他の出版社

遥かなる虚空への道

出版社  たま出版
定価   ¥1500
サバイバル的な仙道の紹介。


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