感気のはじめ

まずは、人間の生命の源ともいえる「生気」を感じる感気の訓練からはじめます。

気への誤解を無くす

ここで、最初にしなければならない事は、この「生気」に対する誤解を無くしておく事でしょう。「気」を感じるというと、一般的な人は漫画やアニメなどの影響で、さも凄いものであるように思ってしまうかも知れませんが、実際はそんなに凄いものではありません。

生気というものは、敏感な人で何となく、微妙なものが感じられるな〜と思えるくらいがやっとの、とても繊細なものなのです。生気を感じるぞ!とあまり期待しすぎると、実際は感じられているのに、その感覚を無視してしまって、自分は気がわからないと思い込んでしまう人も多いので、その点はよく理解してください。

熱気を感じることからはじめる

ではまずは、手を擦り合わせて暖かくしてください。その際はあんまり力を入れすぎて、皮が擦り切れたりしないように気をつけてください。ある程度、手のひらが熱を持ったら、両手を5〜10Cmくらい離して向かい合わせてください。この時は、肩や腕に無駄な力を込めないように。

お互いの手のひらに熱が感じられたでしょうか?。実はこれも「気」というものなのです。手を擦り合わせたのだから、熱が感じられて当たり前だ!こんなのは気ではない!という人は、もうちょっと考え方を柔軟にしましょう。先のページでも書いたように本来、「気」とは万物を成り立たせているエネルギーともいえるものです。そのため、気はあらゆるこの世界に様々な現れ方をするのです。

その現れ方の一つが、「熱気」であり、これも立派に「気」を感じられているといえるのです。この段階では、この熱をよく感じてみてください。この感覚を磨いていくと、やがてもっと微妙な感覚が感じられるようになってきます。


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