エネルギー場

オーラから生まれる霊

次に、前ページで挙げた、2番目の条件である「エネルギー場」というものについて説明していきましょう。オーラのページでも説明していますが、人間はその肉体の回りにオーラと呼ばれる精妙なエネルギーをまとっています。

このオーラと呼ばれるものは「意識」と関係が深く、人間の強い思考や感情によって一部に集まり、濃密な状態(もの)を形成する事があります。そして、その形成された濃密なものは、そのまま当人のオーラ内にとどまることもあれば、それを生み出した当人から離れ、ある場所にとどまったり、様々な場所をさまよったりする事があります。

一般的にはこういった存在を「霊」と呼んでいることが多いのです。神秘行ではこれらのうち、ある一定の場所(地)に縛られている霊は「地縛霊」、さまよっている霊は「浮遊霊」と呼んだりもしています。

霊による周囲への影響

これらの存在は、その発生の原因である人間の思考や感情の質に基づいて、その回りに様々な影響を及ぼします。例えば、それが人間の「怒り」によって発生したのなら、その濃密なものが存在する辺りに「怒り」に似たエネルギーの影響を及ぼし、「無念」や「悲しみ」によって発生したなら、回りに「無念」や「悲しみ」と似た影響を及ぼします。

鈍感な人はこれらの存在に近づいても何も感じませんが、感受性の強い人や霊感の強い人がこれらの存在に近づくと「霊がいる」として、その存在の質に応じた影響を被ってしまうのです。

よく、悲劇があった場所や人が自殺した場所に行くと、気持ちが悪くなったり悲しくなったり、全然悩みのない人でさえも自殺したくなってしまったりする事があったりしますが、それも、被害者の無念の気持ちが霊として残っているものに、人間の無意識が感じたり影響される事が多いからなのです。

生物のような動きをする霊

また、このオーラの濃密なものは、はたから見ると一種の「生物」と思われるような行動もします。この存在は、いったん生まれると、この世界に存在し続けるためには、実際の生物と同じように、自分が生まれたのと似た質のエネルギーを吸収して行かなければならないのです。

その為、エネルギーを得るために、人間や様々な意識をもった生物にまとわり付き、そのまとわりついた対象に自分と同じ質のエネルギーを起こさせ、それを吸収して存在し続けるのですが、その様子が一種の生物らしく見えるのです。

よく、一旦運が悪くなりだすと、悪い事が続けて起こったりするという場合がありますが、それもこのオーラの生物が関係していることがあります。その仕組みは、まず最初に悪い事が起きたときに、その人が強い悲しみや後悔の思いを抱くと、その思いが集まって、その人の周りにオーラの生物に似たものを形成してしまいます。

そして、その生物は存在し続けるために宿主に影響を及ぼして、自分の発生原因と同じようなエネルギーが再び生まれるような出来事を宿主の周りに起こりやすくするのです。

ちなみに、この理論は逆に考えれば、ある特殊な方法で強い思考をすると、人間が自分で「霊」を作ることも出来るということに辿り着く事が出来るでしょう。これはよく一般には、「生き霊」などと呼ばれたりするものと同質のものです。


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