四大<西洋神秘伝統的図像学>


ウンディーネ。水を象徴する代表的な精霊である。人間が一般的に「水」のイメ−ジから得られる感覚をキャラクター化したものであるといえよう。人魚としてのイメージが多い。情に深く、優しく慈しみを持った存在であるが、業が深く、一度愛したものはその棲みかである水に引きずり込んででも、捉えて離さないといった魔性の面も持つ。しかし、愛するものと結ばれない場合は、泡となって消えてしまうという儚いものでもある。


サラマンダー。火を象徴する代表的な精霊である。火の中にすむ蜥蜴的なイメージが一般的である。火の存在するところ、全てに在り、火とともに生き、火を食らい、火と共に消える。


シルフ。風を象徴する代表的な精霊である。羽を持つ半透明な小さな少女の姿を持つ妖精としてのイメージが多い。空気のあるところ全てに存在し、風の中で遊ぶ。すばしこく、いたずら好きであるが無邪気な存在である。


グノーム。地と土を象徴する代表的な精霊である。無骨な小柄な老人としてのイメージが多い。地の中に住まい、鉱物を精錬して生きている。様々なおとぎ話では英雄の武具を作ったりもする。几帳面で真面目だが、がめつい性格である事が多い。


火の精霊のイメージの一つ。


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