Techniques of High Magic

(A Guide to Self-Empowerment)

出版社 Destiny Books
定価 $12.95
筆者 Francis King & Stephen Skinner
出版年 1976(初版) 1991(再販)


目次

第1章 魔術の意味
第2章 魔術の初歩
第3章 魔術の占い
第4章 土占術用道具の作成
第5章 土占術
第6章 タットワ・ビジョン
第7章 エレメンタルの武器の作成と聖別
第8章 貴方自身の為のタリスマンの作り方
第9章 イー・チン(易)
第10章 アストラル・プロジェクション ー 理論と実践
第11章 タロット・カードの魔術
第12章 自己参入
第13章 神々の召喚
第14章 精霊の喚起

儀式付録

五芒星儀式
六芒星儀式
中央の柱の練習
薔薇十字の儀式


解説

魔術の定義、初歩から土占術、タリスマンの作り方等の各種技法を優しく解説した、古くから読まれている基本的入門書。この本に載っている事柄は、日本でも先達があちこちの書で紹介していたり、また、現在邦訳されている各種関係書を読めば、日本語でも、だいたいの事は知ることが出来るので、英語が苦手な向きは、こちらの本に時間を費やすよりも、日本語の関係本をたくさん読んだ方が良いかもしれない。

少しだが内容を簡単に拾ってみると、第1章は今現在広まっている「魔術」という言葉について、帽子からウサギを出したりするものだとか、語られざる黒い術である、などという様々なイメージを挙げ、現在のオカルティストのいう意味はそれでは無いと否定し、その原理を、「物理学者のいう世界は、真実の全世界の一部であり、決して最も重要なものではない」「人間の意志は現実の力である。それは継続して集中・訓練すれば、外界に通常ではありえない結果を引き起こすことが出来る」等として説明している。

また、その後にカバラの4界の説明を行い、実践術式の目的はアストラル界(イェツィラー)に重要な目的があると説明、この章の最後はメイザースやブロッディー・イネス、パラケルスス等、様々な先人の言葉を載せている。

第2章はまずテンプルについて触れている。部屋が狭かったりして、環境条件の良くない学徒とかは、基本的に大きな道具は祭壇のみで十分とし、その作り方を説明。次にローブについて触れ、宣言の儀式へと続き、最後に日常行う儀式や日記について触れていく。


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