IMN的魔術学習参考邦書購入ガイド

(2014.05.07版)

西洋神秘伝統・GD伝統の日本語の参考書籍について

こちらでは、黄金の夜明け団(以下、GD団)伝統を中心とした西洋神秘伝統及び魔術、及びその関連分野の日本語の書籍の購入についてのガイドを記していきたい。現在、このページを読んでいる方ならばインターネットを利用出来ると思われるので、書籍を読まなくとも、ネットの様々な魔術関係サイトを調べて回れば、かなりの関連知識を入手することが出来るであろう。しかし、やはり本としての纏まった知識も読んでおく方が、理解度も違ってくると思う。

そこで、こちらのページでは、入門者から、どのように書籍を購入していくかについてのガイドを当サイトなりに記していきたいと思う。もちろん、ここに書いてある事は当サイトの作者が現在、こう思っているという事である。他の考え方によっては他の購入の方法もあると思うので、その点は読者も認識しておいてほしい。また、本の紹介において筆者名には敬称を略させてもらっている。ご了承されたし。

あと、2014.05.07時点でネット書店のアマゾンで調べた状況を基準にしている。クレジットカードが使えないなどでネット書店で購入できない方は最寄りの図書館を利用するとか、古書店を回るなどして欲しい。

GD団に興味を持たれた方への最初の入門書

まず、GD団伝統について興味を持たれた入門者が購入しておくべき本としては、学研のムーブックスの「魔術」と、ポケット・ムー・シリーズの長尾豊・著「黒魔術・白魔術」が挙げられるであろう。2014/05/07現在、絶版ながらもいずれもアマゾンの中古本で扱っている模様である。自分が確認した時点では1000円以下で売っていたが、もし、値段が上がっても1000円以下+送料以内なら購入しておくべきであろう。これらの本で、GD団伝統の概観は掴めると思う。

GD団の歴史的な事柄についての入門書

概観を掴めたら次に歴史も知っておくべきであろう。歴史については、GD団伝統に限らず、魔術の全般的な古代からのおおよその歴史の流れを、R・キャベンディッシュ著「魔術の歴史」において知ることが出来るであろう(エリファス・レヴィの同名の本と間違えないように)。それに、GD団の歴史について詳述された江口之隆・著の「黄金の夜明け」も入手しておくべきであろう。こちらもいずれも絶版ながら、現在、アマゾンで中古本として売っている事を確認している。2000円以下くらいならば購入するのが良いかと思う。こちらに、GD団の解説にも重点をおいている、吉村正和・著の「図説 近代魔術」も購入しておくと良いだろう。こちらは現在、新刊で売っている。

GD伝統の実践書の買い方および学習の進め方

概観と歴史も掴めた上で、それでもGD団伝統の魔術を目指すのならば、いよいよ実践学習をはじめると良いであろう。ただ、日本の書籍ではGD団の教義に沿った実践学習の入門書というものは現在、ほとんど出ていない状態である。そこで、少しGD団伝統からは外れるが、W・E・バトラー著「魔法修行」および、大沼忠弘・著「実践魔法カバラー入門」をオススメする。こちらの本の内容に沿って基礎練習をはじめると良いであろう。また、この段階でダイアン・フォーチュン著「神秘のカバラー」も購入して読了しておくように。

少しずつ、基礎練習を進めている間に、学徒には予算が出来た時にでも、次の本を購入しておく事をオススメする。イスラエル・リガルディー著「黄金の夜明け魔術全書 上下巻」(アマゾンでは「黄金の夜明け魔法大系(1)(2)で登録されている)、「飛翔する巻物」(アマゾンでは著者が秋端勉氏として出てくる)、秋端勉・著「実践魔術講座リフォルマティオ」。以上、これらの本はこの段階では学徒にはまだ難しいと思う。その為、これらの本を買っても実際に役に立つのは、もうちょっと先になるであろう。

また、これらを買い揃えると、約3万円くらいと結構な値段になる。それに将来、廉価版がでるかもしれない。しかし、魔術関係の書籍というものは下手をすると、絶版になってしまって、ほぼ入手不可能になってしまう事が多い。また、日本においてGD団魔術を学習していく上ではこれらの本は後々、非常に役に立つので、なるべく、購入できるときに、これらの本を購入しておいた方が良いだろう。

基礎練習が進んできたら、実践学習の更なる発展については、次のように本を買い揃えていくと良いであろう。イスラエル・リガルディー・著「柘榴の園」(本文はカバラについての良い参考書になるであろう。また、巻末の附論の「真の治療の技術」は実践学習を進めていく上で必読である)。ダイアン・フォーチュン・著「心霊的自己防衛」(魔術学習を進めていく上での霊的な体験が書かれている)。アレイスター・クロウリー著「777」。

この辺りまで来たら、先に購入しておいた秋端勉・著「実践魔術講座」も学習の対象とすると良いであろう。また、イスラエル・リガルディー著「召喚魔術」、ドローレス・アシュクロフト・ノーウィッキ著「魂の旅路」。アレイスター・クロウリー著「魔術 理論と実践」「神秘主義と魔術」なども読み進めていくと良いと思う。ただ、クロウリーの著作は初心者にとっては毒気的なものがあるので、よく内容を読み、一般的な常識と照らし合わせて吟味しながら、自分の学習に取り入れていくと良いであろう。

最後に

本文に挙げた参考書籍をアマゾンのウィジェットを使って下にまとめてみた。よかったら購読の際の参考にしてほしい。
注)アマゾン内で同じ名前で検索しても、別で安価なのが見つかる事もあるので、注意してください。
  ファイアフォックスではウィジェットとして表示するのを確認しましたが、ブラウザによっては単純な一覧表としての別ページへのリンクになるようです。


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