オーラの血管=ナディ

オーラにエネルギーを行き渡らせる管

次に、オーラは「ナディ」と呼ばれるものによっても構成されます。このナディとは、日本語では「管」を意味します。肉体に生命を維持するための血液や栄養を行き渡らせるための管=血管があるように、オーラにも生命を維持するための必要なエネルギーを全身にくまなく行き渡らせるための管=ナディがあるのです。

私も、修行の時に全身に強めた気を満たしたあと、ふと何気なくこのナディを見ると、体中を取りまいているナディにそって、輝く気が流れているのを見たことがありますが、とても綺麗な光景でした。

ナディの構成

ナディは主要なものでは14本、細かい物になると35万本もあると言われています。主要なナディは「派生オーラ」ともいわれ、体から大きく管がはみ出しているような形をとっています。

人がオーラを見る実践学習をする場合、その最初の頃はオーラを”残像”や”幻覚”じゃないかと思ってしまいがちですが、この派生オーラが見えるようになれば、まず、自分の見ている物が間違いなくオーラであるという事に自信が持てるようになるでしょう。

全身にくまなく沿って存在するこのナディは、中国の伝統的な鍼灸療法にある、経絡・経穴とも関係が深いといえるものです。そして、35万本ともいわれる、数多いナディの中でも一番重要なものとされているのは、人間の背骨に絡まって存在する、「イダー、ピンガラ、スシュムナ」と呼ばれる3本であり、これらのナディは、次のページで紹介する「クンダリーニ」と呼ばれる力と深い関係があります。

(ナディを描いた有名な絵。白い線がナディ。体中にナディが張り巡らされているのが見て取れる)

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