月節について


(月節に関して描かれた古い絵。竜の頭と尾で太陽と月に蝕が起こる)

天球上において月の軌道(白道)は太陽の軌道(黄道)に対して斜めに存在する為に、お互いが交差する点が2つある。この交わる2つの点は日蝕や月蝕とも関係が深く、古来より占星術で特別な位置とされていた。それらは月節あるいは月の交点(ノード:node)と呼ばれ、その中でも月の昇交点を「竜の頭」(ドラゴンヘッド:Dragon’s head、ラテン語でカプト・ドラコニス:Caput Draconis)、月の降交点を「竜の尾」(ドラゴンテール:Dragon’s tale、ラテン語でカウダ・ドラコニス:Cauda Draconis)と呼んで、仮の惑星と見立てたりもした。下の図の上がカプト、下がカウダのシンボルとなる。この学習段階では学徒は、そういった存在の事と、その記号を覚えておくこと。


カプト・ドラコニス


カウダ・ドラコニス


□学徒は上記を記憶・理解すること。ここでの学習のポイントを
まとめると下記になる。

・カウダ・ドラコニスとカプト・ドラコニスの名前と記号を覚えること。
・月の交点については、wikiの該当ページも参照すること。


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