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元祖黄金の夜明け団の主要人物の簡単な紹介

元祖黄金の夜明け団の主要人物の簡単な紹介


ここからは、GD団についての歴史を記していくことになるが、その前に元祖GD団の主要人物についての簡単な紹介をしておこう。

GD団三首領

W・W・ウェストコット

William Wynn Westcott(以下、ウェストコット)はGD団を創設し、その三首領の一人となった人物として、現代にその名を知られる。GD団のもう一人の三首領、メイザースがGD団の歴史上で良くも悪しくもいろんな意味で目立ったため、その影に隠れてあまり評価されないところもあるが、フリーメーソンや神智学、英国薔薇十字協会、ヘルメス協会、八人会などの秘教を研究する様々な団体にも出入りしており、複数の団体の幹部になったり、講演を行ったりするなど、彼の隠秘学に対する知識・実力は相当のものだった。

彼が「暗号文書」を見つけたところから、黄金の夜明け団の歴史は始まる。

S・L・M・メイザース

Samuel Liddel Macgregor Mathers(以下、メイザース)は、GD団三首領の一人として、また儀式魔術の天才として現代にその名を知られる。ちなみに彼の名前(Mathers)の呼び方は諸説あり、メイザース、マサーズ、マザース、マザーズなどあるが、当サイトではメイザースとして統一する。

1885年、ウェストコットの家に居候をはじめた彼は、ウェストコットのはじめたGD団設立に手を貸し、やがて、自分こそがGD団の秘密の首領の代理人として考える事になる。

W・R・ウッドマン

William Robert Woodman(以下、ウッドマン)は、1828年イギリスに生まれる。医学を志し、1851年にその資格を得た。彼は、英国薔薇十字協会(SRIA)の最高位である至高術士であり、カバラを深く研究。ウェストコットに隠秘学を教えている。彼はまた、GD団の三首領の一人でもあったが、GD団設立後、すぐ亡くなったこともある為、あまりGD団で目立った活動はしていないととされている。

主要団員たち

W・B・イェイツ

William Butler Yeats(以下、イェイツ)は、1865年、アイルランドに生まれる。イェイツは現在はノーベル文学賞を受賞した天才的な詩人として知られるだろう。しかし、彼は創設初期からGD団に関わっており、ケルトの死せる神々の復活の魔術を研究したり、一時期はGD団の首領も勤めたほど、西洋神秘伝統的「魔術」を深く研究していた面も持っていた人物であった。

フローレンス・ファー

Florence Farr(以下、ファー)は、1860年生まれ。彼女は当時の有名な舞台女優であった。秘教方面にも深く興味を持ち、GD団の初期から関わり、その芸術的才能から儀式の演出などに才能を発揮したり、また、団内部に彼女が率いる副団体を作るなどして独自に研究も行ったりしていた。

アニー・ホーニマン

Annie Elizabeth Frederika Horniman(以下、ホーニマン)は、1860年、裕福な紅茶商人のもとに生まれる。ミナ(メイザース夫人)の親友であり、その夫となったメイザースへもまとめて多額の金銭的援助を行った。彼女は、潔癖性、おまけにすぐ人と喧嘩する性格だったようで、GD団だけでなく、演劇活動でも、よく人と衝突していた模様である。

エドワード・ベリッジ

Edward W Berridge(以下、ベリッジ)は、1843年生まれ。GD団の初期から関わっており、団の中心人物の一人であった。また、メイザースを崇拝しており、特に親しかった模様である。しかし、1894年頃から霊的性愛等の思想を団内に広めようとしたため、当時の紳士淑女の集まりたる団の幹部達(特にホーニマン)から毛嫌いされるようになる。これに対して、メイザースがベリッジの肩を持った為、団内は大混乱に陥る。

アレイスター・クロウリー

Aleister Crowleyは1875年、ウォリックシャーのレミントンにて生まれる。実家は裕福なビール醸造業であったが、極端なキリスト教原理主義であった為、彼の人格形成に多大な影響を与えたとされる。成人後、クロウリーはオカルトや錬金術の学習にも手を出し、その方面の知人を通して1898年GD団に入団する事になる。入団後は、魔術の方面に天才的な才能を持つアラン・ベネットに弟子入りし、位階を駆け昇る。しかし、彼の素行や性格の悪さが団上層部に知れ渡ることになり、ロンドンのGD団メンバーに「内陣」への入団を拒否されてしまう。ロンドンのGD団メンバーと仲の悪かったメイザースによって「内陣」入りを果たした彼はメイザースの信者となり、ブライス・ロードの戦いを引き起こすことになる。


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