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集中法<IMN的魔術実践基本学習>

集中法<IMN的魔術実践基本学習>

現代の学徒に必要な集中

西欧神秘伝統の実践学習を行うときに重要となるのが集中法である。例えば、何かの術式や主題を持った瞑想を行ってるときに心の中で、今日の晩飯は何にしようかな?などと考えていては、効果ある学習法にならない事は明らかだろう。

現在、時代は情報化の進んだ世の中になり、人間の日常の生活でも様々な情報を同時に処理していくことが必要になってきている。そのため、現在の人間は、何かをしながら心は別の事を考えていたり、次々と別の事を行う事がよく行う。

しかし、西欧神秘伝統の実践学習、特に非日常的学習(術式や瞑想など)においては、ある一定時間の間は何か一つの事のみに集中して行う能力が必要なのだ。この集中法という実践学習法は、そういった現代の忙しい生活に慣れてしまった人間の意識に実践学習に必要な集中力を育てていく実践法である。

集中法の実践

集中の実践学習法にもいろいろあるが、そのうちここでは、まず一番単純で行いやすい一点集中というものについて書いていく。一人で、ゆっくりと出来る部屋を用意すること。他の実践学習もそうだが、集中法の練習のときは特に邪魔が入らないように気をつける事。次に、目覚し時計かアラームなどの一定の時間を測り、知らせてくれる器具を用意する。これについては、ある程度の大きさの音が鳴るものか、段階的に音が大きくなるものを用意すること。集中を行なってるときにいきなり大きい音が鳴ると、とても精神に悪いのだ。

では、実際の実践学習である。まず何か、変化しない、集中しておける対象を用意する。例えば、鉛筆の先とか、自分の指の先、家の壁の一点とか等。対象が決まったら、アラームか目覚し時計をセットする。この練習を始める最初は1分くらい、次から2分、3分という様に時間を増やしていって、最終的には10分くらいまで増やすようにする。アラームをセットしたら、それが鳴るまで、ただじっと選んだ対象に集中する。その際、心のおしゃべりとか、他の事を考えたりとかは一切しない。ただ、じっと対象物を見つめること。アラームが鳴ったら、そこできっぱりと集中をやめる。

注意点

この練習法を行なうときは、よく体の痒みに悩まされる事が多い。あまりにも痒みを感じるようだったら、無理せずに掻いても良いが、そちらに意識をとらわれず、すぐに集中に戻ること。

また、この練習法は、練習後に肩や首、体のあちこちが緊張して凝りを生ずる事が多いので、リラックス法やマッサージなどで、血流をよくして練習を終えること。慣れてくると体はリラックスしたまま意識のみを対象に集中させることが出来るように成るだろう。

そして、この練習法に上達してくると、集中している間に意識に様々な変化が起こるようになる。集中法の最中に自分の選んだ対象に自分自身が吸い込まれるような経験や、その対象と自分が一体化したりする経験、また、眼の視点が自分の意志に反して変化したり、その対象以外のものがぼやけて見えなくなったりする事がある。もし、そこで恐怖心を感じる場合は、集中をやめて様子を見るようにしてほしい。学徒はこういった実践学習法は慎重に進めていくこと。やがて、慣れてくると、そういった意識の変化にも平静な心を持って対処する事が出来るようにるだろう。


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