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秘教的色彩論

秘教的色彩論

この世界には様々な色彩が溢れている。普段、何気なく捉えているそれらの色彩だが、「閃く色彩」の項でも触れたように、実はその「色」というものは神秘行の、特に意識の制御の実践にとって重要な価値をもつものとなるのだ。AM統合神秘行でも、後の学習において様々な色彩を活用した実践学習を行ってもらうことになるが、このSTEPでは、その色彩についての基礎的な理論の学習を行ってもらおう。

色彩について

まずは一般的な色彩論の基本となる事である。知っている学徒も多い事とは思うが、おさらいも兼ねて学習してほしい。

全く光の無い空間では人間は「闇」しか見えない。人間にとって何かを見る=「色」を感じるのに必要なのが「光」である。太陽などの人類にとっての基本的な白色光には、人間の認識できる殆どの色が混ざり合っている。光のうちのどれかの色彩の光が強くなると、人間の視覚はその光から「色」を感じることになる。プリズムなどを使うと太陽光に混ざっている色が分光されて、各色を認識することが出来るようになるという事は学徒も昔、学校で習ったことであろう。

生理学的には人間の眼には赤、緑、青の3つの色の光を感じる細胞があるとされる。逆に言えば、この3つの色によって、人間が理解することの出来るほとんどの色の光を生み出すことが出来るのだ。学徒が今、この文章を読んでいるPCの液晶ディスプレイは、この原理を応用したものになる。

また、光は何らかの物体に当たると反射する性質を持つが、その際にあたった物体には、光に含まれる色の中のどれかの色が吸収されることになる。人間の眼が物体の色を認識するのは、その物体に当たって吸収されず反射してきた色の光を認識しているのだが、現実的には、その認識された光がその物体の色という事になる。これが、この世界にあふれる物体の色彩の基本原理になる。

「色」について、さらに進んで理解しようとすると、光の波長の理解なども必要になるのだが、その辺りは後のSTEPで学習することにしよう。

「光の3原色」と「色の3原色」

「原色」とは、混合する事で、ほとんどの色を生み出すことの出来る、互いに独立した色の事を言う。人間にとっては、生理学的観点からは「光の3原色」が、その基本的なものとして考えることが出来るだろう。また、さらに進んで、光が物体に反射して出来る色からは「色の3原色」も作られる事になる。

「光の3原色」は、それぞれ赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)から成り立つ。この光の3原色を全て混ぜ合わせた場合「白色」になるため、その混ぜ合わせる方法を「加法混合」と呼ぶ。もうひとつの「色の3原色」については、それぞれシアン(Cyan)=緑みの青(光が物体に反射した時に赤色を吸収され、この色となる)、マゼンタ(Magenta)=赤紫(同様に緑を吸収)、イエロー(Yellow)=黄色(青を吸収)になる。色の3原色は全てまぜあわせると「黒色」になるため、この混ぜ方は「減法混合」と呼ばれる。

色彩についてのその他の事柄

色彩については以上の事柄の他にも、色の3属性(色相、彩度、明度)や特殊な色彩(金属色など)、補色についてなど学ぶべき様々な事柄があるが、それらについても後のSTEPで学習する。

色彩と意識の関係

ここからは色彩の神秘行的理論について少し触れていこう。色彩が人間の情動に影響を及ぼすのは、よく知られたことである。明るい色彩の衣服を着ると、気分も明るくなったり、寒色系の色の衣服を着ると気分が落ち着くといった事は経験した事のある人も多いであろう。また、色彩を見ると、その色から様々な感情が呼び起こされたり、何らかの連想が起こる事も多い。例えば、赤色が戦いや流血、攻撃的な意識を呼び覚ましたり、緑が自然や安らぎ、健康的な意識を呼び覚ますといったものが挙げられるだろう。ただ、こういったある色彩から、どのような感情や連想が起こされるかについては、その国や地域、社会性あるいは文化的なものによって異なってくる事がある。

神秘行においては、色彩は人間の意識の諸相を刺激する源であると考えられている。何らかの目的を持って秘教的な行為(術、儀式など)を行う際に、その目的を達成するために必要な意識の変化の力を呼び起こすために色彩が用いられるのだ。こういった秘教的な色彩論についても後に詳しく学習してもらう事になるが、ここでは色の神秘行的な扱いについて馴染んでもらうために、以下の実践学習を行ってもらおう。

色を感じる

ここで行う実践学習は、簡単に言えばPCのディスプレイいっぱいに虹の七色のうちの一色を映し出し、その光の色を見つめて学徒がどういった連想や感情が思い浮かんでくるかを認識・記録してもらうものである。学徒はこの実践学習を一日につき一色行うこと。

まず、これまでの実践学習どおりに実践学習の場を整える。そして、呼吸法やリラックス法、アーサナを行って心身の状態も整える事。その後、学徒はPCの前に座るなどして、下記リンクのページを開いてほしい。そのページには画面上部に虹の各色のボタンが並べてある。その下の”戻る”のリンクを押すと、このページに戻る。虹の各色のボタンを押すと、画面いっぱいにその色が表示されるようになる。この際の色の切り替えにはJAVASCRIPTを使っているので、ブラウザでJAVASCRIPTを使用しない設定にしている学徒はあらかじめ,その間だけでもONにしておいてほしい。色を画面いっぱいに表示させたら、その後、PCのディスプレイの明度を少し調節して、ある程度綺麗な発色になるようにしてほしい。眼のために普段ディスプレイの明度を落としている学徒は、少し明度を上げること。ただ、眼に突き刺さるような明るさにはならないように気をつけること。

以上の用意が出来たら、その後、ゆったり画面を眺め、学徒はその色彩を感じ、その色が自分を取り巻いているように感じること。前のSTEPでオーラの構造について触れたが、そのオーラが色で満たされるように感じるのも一つの良い方法であろう。そして、色を感じながら、どんな連想や意識が思い浮かんでくるかを記憶してほしい。目が疲れたら、目を瞑ってもいいが、自分の周りに色が取り巻いている事を思いつつけること。

この学習については、一回の時間的には5分位で良いであろう。注意することとしては、あまり画面を凝視しないように気をつける事。画面を見るのではなく画面から放たれている光の色を感じながら瞑想する感じで学習を行うこと。5分くらいで学習を終え、その後、学習記録に思い浮かんだ事柄や意識の変化などを思い出せる限り書いておくこと。

これらを7日間かけて7色を終えたら、それらの記録を纏め、このSTEPの他の実践学習の記録とともに教育担当まで提出すること。


JAVASCRIPTによる虹色の各色の表示


□学徒は下記を理解・記憶・実施すること。

・「光の3原色」と「色の3原色」について理解すること。
・色を感じる瞑想を7色分行って、その記録を教育担当まで提出すること。


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